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★「ミロのヴィーナス」の問題用紙はこちらからダウンロードすることができます。(PDF形式)
※著作権の都合上、本文を掲載することができませんので、教科書を見ながら設問に解答するようにしてください。 |
第二段落 したがって、僕にとっては、ミロのヴィーナスの失われた両腕の復元案というものが、〜まさに、芸術というものの名において。
【二】本文について、設問に答えよ。
問一 傍線部①「そこには、失われた原形というものが」とあるが、「そこ」が指示する内容を十九字で抜き出して書け。
問二 傍線部②「それ以前の失われていない昔に感動することは、ほとんどできない」とあるが、
(1)それはなぜか。理由にあたる部分を本文から「…から」に接続するように二十六字で抜き出せ。
(2)「それ以上の…できない」のはなぜか。次の文にあうように指定された字数で語を抜き出して書け。
・(A)[ 十四字 ]を失い、(B)[ 十七字 ]へと変化してしまうから。
問三 傍線部③「対象への愛と呼んでもいい感動が、どうして他の対象へさかのぼったりすることができるだろうか?」について、
(1)A「対象」とB「他の対象」とはそれぞれ何を指すか。各々十二字程度で書け。
(2)「対象への…だろうか?」とあるが、それはなぜか。
問四 傍線部④「僕は一種の怒りをもって、その真の原形を否認したいと思うだろう。まさに、芸術というものの名において」について、
(1)筆者が考える「芸術」とはどういうものか。
(2)用いられている修辞法を答えよ。
【解答例】
問一 ミロのヴィーナスの失われた両腕の復元案
問二(1)失われていること以上の美しさを生み出すことができない[から]
(2)(A)おびただしい夢を孕んでいる無 (B) 限定されてあるところのなんらかの有
問三(1)A…腕を失っているヴィーナス・B…復元案の腕があるヴィーナス
(2)両腕を失った現在のミロのヴィーナスはその姿のままで感動的であり、その感動を腕のあるもとのヴィーナスという別のものに求めるのは無理だから。
問四(1)想像力をかきたて無限の夢を感じさせるもの。
(2)倒置法
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2020.6.19にサイト「ことのは」を開設、高校国語(現代文、古文、漢文)のテスト問題やプリントを作成、まれに中学国語の教材も扱っています。リクエストがあればコメントかTwitterのDMまで!!
問二(2)(A)は教科書では“孕んでいる”ではなく“はらんでいる”となっており字数が足りません。