「忠度の都落ち」テスト問題 解答例

問一 ①おちゅうど ②しさい ③ちょっかん
問二 藤原俊成
問三 勅撰の編集の際には、自身が詠んだ歌を入集してほしいと、俊成に伝えるため。
問四 年ごろずれ。
問五 安徳天皇
問六 撰集の勅命のこと。
問七 勅撰集に入集するのにふさわしい歌。
問八 
問九 秀歌巻物
問十(1)まじう (2)
問十一 つらい世
問十二 千載和歌集
問十三 よみ人知らず
問十四(1)さざなみや (2)1志賀の都 2山桜
問十五 平家物語

 

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「忠度の都落ち」テスト問題 設問

 

 

 

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「忠度の都落ち」テスト問題 設問

【一】本文について、設問に答えよ。

薩摩守忠度は、いづくよりや帰られたりけん、侍五騎、童一人、わが身ともに七騎とつて返し、①五条三位俊成卿の宿所におはして見給へば、門戸を閉ぢて開かず。「忠度。」と名のり給へば、「落人帰り来たり。」とて、その内騒ぎ合へり。薩摩守馬より降り、自ら高らかにのたまひけるは、「別の子細候はず。三位殿に申すべきことあつて、忠度が帰り参つて候ふ。門を開かれずとも、この際まで立ち寄らせ給へ。」とのたまへば、俊成卿、「②さることあるらん。その人ならば苦しかるまじ。入れ申せ。」とて、門を開けて対面あり。ことの体何となうあはれなり。
薩摩守③のたまひけるは、年ごろ申し承つて後、おろかならぬ御事に思ひ参らせ候へども、この二、三年は、京都の騒ぎ、国々の乱れ、しかしながら当家の身の上のことに候ふ間、疎略を存ぜずといへども、常に参り寄ることも候はず。④すでに都を出でさせ給ひぬ。一門の運命はや尽き候ひぬ。撰集のあるべきよし承り候ひしかば、生涯の面目に、一首なりとも御恩をかうぶらうど存じて候ひしに、やがて世の乱れ出できて、⑤その沙汰なく候ふ条、ただ一身の嘆きと存ずる候ふ。世静まり候ひなば、勅撰の御沙汰候はんずらん。これに候ふ巻物のうちに⑥さりぬべきもの候はば、一首なりとも御恩をかうぶつて、草の陰にても《 X 》と存じ候はば、遠き御守りでこそ候はんずれ。とて、日ごろ詠みおかれたる歌どもの中に、秀歌とおぼしきを百余首、書き集められたる巻物を、今はとてうつ立たれける時、これを取つて持たれたりしが、鎧の引き合はせより取り出でて、俊成卿に奉る。三位これを開けて見て、「⑦かかる忘れ形見を賜りおき候ひぬるうへは、⑧ゆめゆめ疎略を存ずまじう候ふ。御疑ひあるべからず。さてもただ今の御渡りこそ、情けもすぐれて深う、あはれもことに思ひ知られて、感涙おさへ難う候へ。」とのたまへば、薩摩守喜んで、「今は西海の波の底に沈まば沈め、山野に屍をさらさばさらせ、⑨憂き世に思ひおくこと候はず。さらばいとま申して。」とて、馬にうち乗り、甲の緒を締め、西を指いてぞ歩ませ給ふ。三位後ろを遥かに見送つて立たれたれば、忠度の声とおぼしくて、「前途ほど遠し、思ひを雁山の夕べの雲に馳す」と、高らかに口ずさみ給へば、俊成卿いとど名残惜しうおぼえて、涙をおさへてぞ入り給ふ。
その後、世静まつて、⑩千載集を撰ぜられけるに、忠度のありしありさま、言ひおきし言の葉、今更思ひ出でてあはれなりければ、かの巻物のうちに、さりぬべき歌いくらもありけれども、勅勘の人なれば、名字をば表されず、「故郷の花」といふ題にて詠まれたりける歌一首ぞ、「《 Y 》」と入れられける。
さざなみや志賀の都は荒れにしを昔ながらの山桜かな
その身朝敵となりにしうへは、子細に及ばずといひながら、恨めしかりしことどもなり。

 

問一 次の語句の読みを、ひらがな(現代仮名遣い)で書け。
①落人 ②子細 ③勅勘

問二 傍線部①の姓名を漢字で答えよ。

問三 傍線部②とあるが、忠度が戻ってきた理由を四十字程度で説明せよ。

問四 傍線部③とあるが、その内容はどこからどこまでか。はじめと終わりの三字ずつを書け。

問五 傍線部④とは、誰のことか答えよ。

問六 傍線部⑤とは、どのようなことか。十字以内で書け。

問七 傍線部⑥とは、どのようなものか。簡潔に説明せよ。

問八 《 X 》に入る適語を次から選べ。
ア うれし  イ あやし  ウ よろし  エ わろし

問九 傍線部⑦とあるが、具体的に述べている部分を本文から二十五字以内で探して、はじめと終わりの二字を書け。

問十 傍線部⑧について、
(1)「ゆめゆめ」と呼応している語を書け。
(2)現代語訳として、最も適切なものは次のうちどれか。
ア 少しも説得する気などございません。
イ 少しも粗末に扱おうとは存じません。
ウ 決して裏切るつもりはございません。
エ 決して助けてもらおうとは存じません。

問十一 傍線部⑨とは、具体的にどのような世か。簡潔に答えよ。

問十二 傍線部⑩の正式名称を漢字五字で書け。

問十三 《 Y 》に、「歌の作者が不詳」という意味の語句を六字を入れよ。

問十四 傍線部⑪の歌について、
(1)枕詞を抜き出せ。
(2)この歌を観賞した文の空欄を、いずれも本文から二字以上四字以内で抜き出して補充せよ。
この歌では、常に変わり続けるものの喩えとして( 1 )、いつまでも変わらないものの喩えとして( 2 )が対照的に詠み込まれている。

問十五 出典名を漢字で答えよ。

 

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「能登殿の最期」「壇の浦の合戦」テスト問題 解答例

【一】
問一 ①ひたたれ ②からあやおどし ③だいおんじょう
問二 平知盛
問三 あまり罪を作りなさるな。
問四(1)こころう (2)
問五 鎧・甲
問六 
問七 

【二】
問一 ①ろうどう ②しころ
問二 
問三 剛の者
問四 
問五(1)④ゆんで ⑤めて
(2)④左手 ⑤右手

【三】
問一 ①ちゅうなごん ②しさい
問二(1)平家滅亡平家の滅亡、など同意可(2)盛者必衰
問三 
問四 中納言にける
問五 無常観
問六 平家物語

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